私の愛車はフェラーリ GTC4ルッソです。今回は、ルッソと出会ったときの話をさせてください。
当時は免許を取るために自動車教習所に通っているときでした。免許を持っていないのにディーラーに行った理由は、父に誘われたからです。
私の父も無類の車好きで、リビングや書斎からガレージを眺められるように自宅を設計したほどでした。車の買い替えのためにディーラーへ赴くついでに、「今のうちに車を探しておくといい」と言って、私を誘ってくれたのです。
もともと、車を決めるつもりはなく、父の気の早さに苦笑しながらも、車を眺められるとワクワクしていました。しかし、ディーラーに入って目に飛び込んできたフェラーリ GTC4ルッソを一目見た瞬間に好きになってしまったのです。
その時、私は「何かあったら使いなさい」と家族カードを持たされていました。隣には父もいましたし、了承を得られればこの場で購入することもできたでしょう。でも、グッとこらえました。大きめの車ですので、女性にとっては扱いにくいとおっしゃる方がいるのも分かります。ですが、それでもルッソに乗りたい!その一心で、一刻も早く免許を取ろうと決めました。ディーラーにも、その場にいた父にも、「このルッソに乗ります」と宣言してしまったほどでした。
お誕生日のサプライズ
免許試験を控えるなかで、21歳のお誕生日を迎えました。当日、父の書斎に呼ばれて赴くと、父はガレージのほうを指さして、「誕生日プレゼントだよ」と言ったのです。そこには、夢にまで見たルッソが鎮座しているではありませんか!このサプライズにすっかり驚いてしまって、泣いて喜んだものです。試験でも地に足がつかないような気持ちを必至に押さえていましたが、自宅に置いてあるルッソに思いを馳せずにはいられませんでした。
フェラーリは素晴らしい!
フェラーリの魅力は何といってもあの素晴らしいサウンド!今でも乗るたびにアドレナリンが湧き上がってくるのを感じます。
仕事に出かける前、毎朝30Kmほどドライブするのがルーティーンになっています。そうするとやる気が出ないときも、どんどん気分があがってアイディアも湧いてくるし、自分を前向きにさせてくれるんです。
最初は運転に慣れなくて、ハンドルをギュッと握りしめながら走っており、「ハンドルをひよこだと思って!」と教習所の方に言われっぱなしでしたが、最近はリラックスして運転ができています。
ここで詳しくは書けないのですが、仲間と一緒に立ち上げたプロジェクトを成功させ、今度は自分の稼ぎでフェラーリを購入するのが目標です。
意気込みは十分でも、起動に乗せるのはなかなか難しいですね。いざというときには、ルッソを買取してもらってそれを元手に買い替えしなければいけないかもしれません。念のためではありますが、フェラーリがいくら売れるのか調べるようになりました。念のため……。
参考:フェラーリ車の買取ならエーリストガレージ
父は、経費のことも考えると「3年くらいで買い替えたほうがいい」とは言いますが、このルッソには思い入れがあってなかなか手放せそうにありません……(汗)。